捻挫(挫傷・打撲)

捻挫とは

骨と骨の間に起こる急激なねじれ、あるいは激しい外力による関節周辺の関節包や靭帯の損傷(断裂、半断裂、弛緩)を捻挫と言います。

挫傷と打撲

挫傷とは、外力によって軟部組織が圧縮されたり引き伸ばされたりして発生する損傷とされています。

挫傷とは

外力が介達外力の場合は、疼痛部より遠位部が外力を受けて結合織や筋繊維に小断裂が起こったりして、 運動筋の収縮のアンバランスによって疼痛が発現して筋運動が制限されるようになります。 これを挫傷と定義し柔道整復独自の解釈とされています。

打撲とは

外力が直達外力の場合は、打撲に弱い結合組織や毛細血管の挫滅のために出血し、 結合織間に血腫ができて漿液が浸潤、貯留するために疼痛が発現します。 これを打撲と定義します。

捻挫の症状

関節内外およびその周辺に損傷・傷害が起こり、 それぞれの部位に疼痛(痛み)、機能障害(動かせなくなる)、腫脹(腫れ)、局所性発熱(捻挫した部分が熱を持つ)等が起こります。 軽症の場合、滑液膜に挫傷を受け外傷性炎症によって多少の漿液の増加と出血を見る程度になります。 外見的には軽度の腫脹をきたし、短時間の経過で治癒します。 重症では関節内出血によって高度の腫脹、疼痛、運動制限をきたします。 これを関節血腫といい、滑液膜の損傷・骨折を起こしたときに見られます。

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